だめな葬式帰省の例、のような備忘録
年始早々に祖父が急逝したので関東から北海道までエクストリーム帰省してきました。
無事お見送りはできましたが出だしから頭バタバタでパンクしてたのでこうすればよかったなーという反省会。
参考にはあまりなりませんが多動傾向のある人だと(同じことしてもうたーーー!)ってなるかもしれないので一読するといざというときに同じことしないかもしれないよ。
1.準備(飛行機予約)
- 格安チケット購入サイトで予約しました。スカイチケットは便利だゾ。夕方に着ければよかったのですが、前々日から吹雪いて着陸できない可能性があったので、やや早めのお昼の便で予約。2本くらい遅れてもいいくらいの時間で。
- 予約できたら搭乗券の引き換え方法を調べておく(慣れない会社だと空港でもたつくので)。
2.準備(もの)
<持っていったもの>
- 喪服:絶対に皺が入っているのでアイロンをかける。あるいはお母さんに喪服に皺が入っていることを事前に申告しておく(どうにかしてくれる)。
- ヒートテック:母が用意してくれたやつですが、とても暖かかったです。多分ただのシャツだとすごい寒い。
- 靴、タイツ:黒いの。北海道に普通の靴で行くとすっ転ぶので履いていく靴は冬靴、葬式用は持っていく。タイツは靴脱ぐかもしれないから毛玉ついてないやつ。
- 数珠:あれば。薬局の線香コーナーでも売ってるの見たことがある。
- ふくさ、香典:身内だと要らんかも。
- かばん:今回は葬式用手提げについてくる(?)葬式用の黒いトートバッグ持っていきました。コンパクトだけどマチがついてて便利。
- ハンカチ:白いやつと普通のやつ。北海道は電車でココアが爆発することがある。白いので拭くと汚れる。なんだかんだ出棺のときは泣くのでハンカチ汚れてると最悪だよ!
- 常備薬
<持っていったほうが良かったもの>
- 充電器:空港で充電できるけど移動中暇だし寒いし結構電池減る。
<持っていかなくてもいいもの>
- パンツ
- 歯ブラシ
- 化粧品類
- 買えるから、地元で。預ける手荷物がない位に荷物を抑えておくと身軽に動けるので疲労が少ない。
3.帰省当日移動
- 起床できなさそうなら誰かに起こすのを頼んでもいいけど不特定多数ではなく信頼できる親か友人に頼む。電話番号をさらしてもふぁぼった男は起こしてくれない。起こせよ。
- 羽田空港に行くのは京急線で京浜東北線ではない。ちなみに京浜東北線で蒲田に行って京急蒲田で乗り換えて空港まで行くルートもあるけどややおそなので余計にパニックになるので慣れないことは辞めたほうが良い。
- モノレールで行く人は自分が乗る飛行機の会社がどっちのターミナルから出てるか確認しておいたほうが良い。
- おすすめの弁当は一口おこわかカツサンドです。
- 機内でお茶もらえるけど関東から北海道まで水分取らないと脱水と気圧の変化で頭痛くなるから手荷物検査終わったら500mlの飲み物を買う。手荷物検査めんどくさい。
- 新千歳空港から小樽までは快速エアポートが出てるのでそれに乗る。札幌止まりという罠があるので注意。
- 空港までそんなに寒くないですが空港離れると急に寒くなるのでトイレついでとかに防寒具使用開始。
- Suicaは使用可能。北海道エリアで使用可能なICカードはリンクを参照。
- JR北海道の車内めちゃくちゃ臭くて酔うので飴ちゃんもってるといいかもですね。
4.通夜当日(今回は曹洞宗でした)
- 基本的に持ち物リストにあるものを持っていけば良いと思う。私は常備薬を葬式会場に持っていき忘れてあちゃーってなりました。眠剤とか。
- お線香どうあげるとかは各宗派のやり方に則ってください。
- ご遺体に会うのが怖くなければ会って労ってあげてください。一応エンゼルケアして葬儀屋の方が湯灌してくれてるはずですが顔はもしかしたら馴染みのある顔ではないかもしれません。。。
- 儀式以外の時間はめちゃくちゃ暇になるので故人と遺族に失礼にならない範囲でなにかあるといいかな。私はひたすら食べてました。
- 参列者が多いと色んな人が来ていろんな話をしていくと思いますが故人の思い出話をするのがベターなのかなと思います。どういう生き方が幸せだとか結婚したほうがいいとかそういう話は流せばいいです。楽しい話とか、良かった話をしましょう。
- 会場に泊まるときは乾燥して鼻と口がやばいことになるのでマスクがあるとグッド。
- 枕が異様に合わないときは備え付けのタオル使うと良いよ。
- 会場によっては風呂もあるよ。
5.葬式当日
- お経して焼香して出棺の流れがオーソドックスだと思います。各宗派、各宗教のやり方で。
- 多分、故人のお顔をみたり身体に触れたりするのはこのタイミングが最期だと思うので無理しない程度に、送り出してあげてください。故人に話しかけてあげてもいいし、だれかと一緒に泣いてもいいし、とにかくこのタイミングで自分のグリーフケアを自分でしてあげる。故人の死を家族で共有する。
- 人がなくなってから葬儀をしている間って時間がゆったり流れていることもあって、ずっと悲しんでいるわけではなくて、間に準備したり親戚と話したりぼーっとしたりしている時間があってなかなか悲しみを悲しみとしてしっかり表出する時間がなかったりするので、自分の悲しみや痛みをそれとして表現してあげる時間ってとても大事なんです。もっとこうすればよかった、あの時こうしていたらという後悔も含めて、自分の思いを表出する時間なんです。
- 火葬場まで位牌など持っていくんですが、白木の箱に収められた骨壷が持ちにくいうえに重いので男性に持ってもらうといい気がします。長男とか男孫とか。骨が入ると余計に重くなる。
- 人間が骨になるまでにかかる火葬時間は1.5時間。
- 人によるんですけど骨ががっつり残ってることがあって異様にテンションがあがってしまう。
- 焼いたばかりの骨は温かい。というか熱い。
- 骨壷に骨が入りきらないので麺棒みたいな棒で骨を砕くのでいたたまれなくなる。ちょっとしんどい。
- 頭の骨かぶせて骨壷の蓋閉めて終わり。お骨になったあともう一回お経上げました。
- 私の家は父が喪主だったので葬儀の後、業者さんが家に祭壇セッティングしてくれてます。供え物の花が結構背がでかくて場所取る。
- 全部終わって9時から15時くらいまでだったんですが、仕事してるときより疲れて睡魔がすごいので、昼寝休憩に入る前にお風呂に入っておくと良いです。夜中まで寝て線香臭いまま朝までみたいなことになるので。
6.帰り
- 急いで使うものは持っていっていないはずなので全部郵送する。
- 飛行機が離陸しない可能性もあるので余裕を持って帰る。